近年増えてきた性病の代表級というイメージすら持たれているHIV/エイズ。
ここ数年の間に日本ではずいぶんと騒がれなくなりつつあるものの、まだまだ増加の一途にあるそうです。
日本だけでも毎年600件以上の新規患者が申告していると言われていて、報告のないものを含めると年間実に3000人前後の新規感染者がいると言うのが専門家の推測だそうです。
他の国でも毎年数%〜20%近い増加率の国がほとんどで、WHOの予測によれば2030年にはエイズが死亡原因のトップ3に入ると言う予測もでているとのこと。
専門家はこのWHOの予測に対し、数字的には疑問を持つものの、増加の一途にある点はほぼ同意が得られているようで、2010年頃のエイズ患者数の予測が世界合計では現在の2倍近い数字になるとも言われているようです。
過去データ比較として、2004年UNAIDS提出のデータとそれに対する各国の専門家の以降6年間の新規感染者予測値を表にしてみました。
表1:各国の2004年から2010年までのエイズ感染者の増加予想
各国家 |
2004年人数 |
以降6年の増加予想 |
アフリカ |
2500万 |
2100万 |
ロシア |
140万 |
800万 |
アジア(括弧内日本) |
820万(1万〜) |
1850万(3万〜) |
インド |
510万 |
2500万 |
以上のような予測が立てられているようです。
もっとも、純粋に表の数字を加算した人数の感染者になるわけではなく、死亡数もかなりにのぼりますので、実質的な2010年当初のエイズ患者人数は現在よりも2〜3割り増しくらいで収まるのではないかと言う意見も上がっているとのことです。
|