15年後に使える核

15年後の核事情

最近の某国の核実験などで心中穏やかではない方々も多いと思います。
そこで、未来の『核』の取り扱いに関する話題などはいかがでしょうか?

まず、現在の核保有量についてですが、使用済み/燃焼中プルトニウムの保有量は米国と仏国が上位に名を見せている様子です。
しかし、プルトニウムの兵器利用のためには照射済のものを一定期間保存し、使用可能になるまで待つ必要があるのです。その後にも再処理などにかかる時間が11年以上かかる為、現時点での保有量に関しては数百年後にはなんの意味ももちません。
たとえば現在の軍事技術では核ミサイル一本につき40kg以上の加工済プルトニウムが必要になるそうです。
対して日本の2002年の保有量を参考にすると照射済プルトニウムが100tPuを下回っているものの、2020年頃までには2000発以上が利用可能になってしまう計算になります。
非核を唱えている日本ですら、15年後にはこんな可能性があるとしたら…。
ちなみに参考までに、この時期のアメリカは日本の4倍のプルトニウムを所有していたそうです。

現在ではフランスが中心となり計画されている「MOX均衡計画」(簡単に言えば、プルトニウム燃料の消費により生産との対比バランス調整を試みる計画らしいです)が実行され、好循環すれば世界のプルトニウム残量も少しづつ減少する可能性もあるそうですが…どうなることやら?





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