未来の薬


漢方薬の100年後

漢方薬は少なくとも2千年以上にわたり、あまり形を変えずに現在に至っています。一方、西洋薬はこれまで300年程度しか治療薬としての歴史がありません。これから100年経ったとき、現在使われている西洋薬の中でどんなものが残っているであろうか? 漢方薬は東洋医学体系の組み立ての中にあり、今後100年経っても方剤の基本形は変わることはありません。、西洋薬は、薬効や副作用の面から良いものが生まれれば新しい薬物に置き換わってゆきこれでは、100年後になお使われている西洋薬を予想するのは容易なことではありません。しかし、漢方薬が民間治療や代替治療の一つとしてではなく、正当な医療として残るには、現在ある最も信頼できる証拠を備える必要があり、これをクリアしなければ日本では医薬品再審査制度により医薬品として存続できなくなる可能性があるのです。すなわち漢方薬は100年後には消える運命にあることを予言しなければならないのです。



未来の世界はどうなる?
(未来を予測)

 

未来プロスペクト