きれいな水は上流に広がる森から流れてきます。
家族が心安らぐ住まいを作る木材は森が年々育てながら蓄えています。
現在 森の4割は自然の力で成長する天然林、6割は人と自然の共同作業で育てられた人工林です。
田んぼや畑と同じように人工林も人間が手をかければかけるほど質の良い木材を、健やかな森を作ります。
木は紙、塗料、衣料など多くのものが生活に使われています。現在日本人一人が一年間に使う木材の量は約0.9立方メートル。それは幹の直径が約36センチ高さ20メートルの木1本分の木材を使っていることになります。
森はどのように作られているのでしょうか?
現在森を作っている人工林の多くは3・40年前に植えられたものです。苗木を植えたあとも余計な雑草などを除去し成長を促します。それからさらに15・20年待ち小振りな木を間引きします。このように長い年月をかけて一本一本育てられているのです。
しかし、このように森を作るプロたちが山村の過疎化や林業の経営困難のために年々減り続けています。プロのほとんどは高齢です。その豊かな経験や技術を次の世代の人に受け継がれなくてはなりません。しかし若い人たちの後継者がなかなかいないのが現状です。
1000年後の森を作るためボランティアで直接森づくりを体験できます。新しい森づくりをしてみませんか?
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