ハレー彗星は約76年周期で地球に接近している短周期彗星です。ハレー彗星は最も有名な短周期彗星ですね。前回地球に接近したのは1986年、次回は2061年の夏ごろ（7月28日）再び出現すると考えられているそうです。

前回接近した際のハレー彗星は今まで地球に出現したなかで最も見づらい状態だったそうです。ハレー彗星自体も光度が低く、また都市化により光害がひろがり、ほとんどの人がハレー彗星を全く見られなかったそうです。ハレー彗星の光度が最も高くなったのは3･4月で、その時期は北半球からはほぼ見えなくなったそうです。アマチュア天文家の人たちはハレー彗星を人目見ようと南半球まで移動したそうです。

この76年周期を見つけたのは天文学者エドモンド・ハレー。1531年・1607年・1682年に観測された彗星の観測的性質が似ていることに気づき、次回は1575年に接近すると予言しました。
その後、1758年にこの彗星を発見しハレーの予言が正しかったことが証明されました。多少のズレがあったのは木星と土星により彗星の回帰が遅れたそうです。エドモンド・ハレーはこの彗星を見ることなく没してしまいましたが、ハレーの功績をたたえてこの彗星がハレー彗星と名前を付けられたそうです。

ハレー彗星の核は８×８×１６kmででこぼこのジャガイモのような状態らしいです。

近年の宇宙探査技術によりハレー彗星のために数機の探査機が打ち上げられているそうです。