ロボットが執刀する時代に

50年後のIT医療

これまではそれぞれ個別に通信ソフトウエア、操作コンソールを構築しなければならない全く異なるタイプの二つのスレーブロボットを、全く同じマスタマニピュレータ・コンソール・通信ソフトウエア上で操作することに成功しています。通信回線などを過剰に意識する必要が無くなったことで、ロボット手術の実現性は飛躍的に高まったと考えられます。 ロボット手術を中心に、現在行える手術(穿刺術)の統合情報支援から、将来の自動手術支援の扉を開く手術手順エディタに至るまで、様々な手術情報支援技術を構築しました。高度先進医療は既にモニタと操縦桿を用いた手術に移行しており、現実空間と仮想空間の境界は曖昧になりつつあります。、現実の情報を情報空間に取り込み、支援情報を現実空間に重畳する、様々な「仮想と現実の壁を越える」技術を開発しました。様々な基礎技術と、これらを結ぶ「情報化医療環境」の考え方は、近未来、さらには、50年後のIT医療の指針を示したものであり、臨床医療の新たな扉を拓いた画期的なものであると考えられます。あなたも将来自分の命をロボットにたくす時代になるのかも知れませんね。



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