男女の未来


1億7000万年前に作られた性システムの今後

性染色体がXXは女、XYは男と大昔の1億7000千年前にこの性染色体のシステムが出来、命が生まれ受け継がれてきました。
性染色体とは受精するときに関係する染色体の一種です。男女共通の染色体をX、男性だけが持っている染色体をY染色体といいます。今このY染色体が衰えいつ消滅してもおかしくないという状況だそうです。
元々XとY染色体は同じ大きさでしたがだんだんY染色体が小さくなってきているそうです。
Y染色体は受け継がれたY遺伝子を「コピー」していくくらいの能力しかありません。ですから少し弱ったY染色体で新たにY染色体を作ると小さいY染色体になってしまいます。これが1億7000千万年も繰り返されていくうちに今の小さい染色体になってしまったそうです。
X染色体は弱っていたり壊れている部分があっても片方の染色体で補うことが出来ます。Y染色体にはその能力がないためだんだん衰えていくそうです。
哺乳類は男女で子孫を作ります。他の生物は雌雄同体の場合があり自家受精出来ます。哺乳類は胎盤がなくては子供が育ちません。大事な胎盤はY染色体から作られます。弱ったY染色体では丈夫な胎盤が作りにくくなってしまいます。

500万年から600万年後にはY染色体が消えても不思議ではないという研究者もいます。
突然変異で何日か後には消滅してもおかしくはないそうです。

Y染色体がなくなったら人間は絶滅してしまうのか。。
哺乳類の中でもY染色体が消滅した動物がいます。その動物は「男」と決定するSRY遺伝子がまったくなくなってしまいましたが他の遺伝子がSRYの働きをするようになったそうです。

人間もY染色体がなくなっても大丈夫なのでしょうか?これは突然変異や偶然に頼るしかないですね。



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